「エピクロス」と「エピクテトス」

今回は、古代ギリシャの二人の哲学者について、忘備録として書いておきます。

その二人とは「エピクロス」と「エピクテトス」です。名前がよく似ているので時々間違えたりします。

エピクロス」は古代ギリシャの「エピクロス派」の創始者で、紀元前341年~紀元前270年頃の人です。エピクロスは「快楽こそが善であり人生の目的だ」という考えを中心にした論理を展開したことから一般的に快楽主義と呼ばれています。

一方、「エピクテトス」は古代ギリシャの「ストア派」の哲学者で、西暦50年~135年頃の時代の人です。また、奴隷出身の哲学者としても有名です。「ストア派」は古代ギリシャの「ゼノン」によって始められた一学派で、自らに降りかかる苦難などの運命をいかに克服していくかを説いています。

エピクテトス自身は著作を残しませんでしたが、弟子の「アッリアノス」がエピクテトスの言葉を書き留めたものを『語録』として残しています。

エピクテトスの本は、岩波文庫から『人生談義(上下2巻)』が出版されていますが、『人生談義(上巻)』には語録の第一巻と第二巻、『人生談義(下巻)』には、語録の第三巻と第四巻、断片、要録などが収録されています。

但し、『人生談義(上下巻)』は長編なので読破するには根気が要ります。より理解し易いのは、ダイヤモンド社から刊行された「奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業」という本です。この本は読み易く、とても良い本なので、一読をおすすめします。

尚、エピクロスの本は、岩波文庫から『エピクロス 教説と手紙』が出版されています。

エピクロスについては、あまり知らないので、今後の宿題にしておきたいと思います。